指板にポジションマークを取り付ける依頼は少なくありません。
コントラバスだけではなく、YAMAHAのサイレントベース(SLB-200など)なども増えてきています。
作業としては、CONN ST-11というアナログ式のストロボチューナーを使用して、ポジションを決めていきます。
大型のクロマチックチューナーなので、視認性もよく非常に扱いやすいです。
1970年代に製造された機械ですが、その精度は現代でも一級品です。
開放弦用にはPETERSONのクリップ式チューナーを使用しています。
この2台のチューナーを使用しながら、ポジションマークを取り付ける位置を決めていきます。
一般的には、エレキベースのフレットで例えると、〈3〉〈5〉〈7〉〈9〉〈12〉〈15〉あたりを基本として、さらに依頼に合わせて〈1〉〈17〉〈19〉〈24〉を追加して取り付けます。
今回は〈1〉から〈24〉まで取り付けました。
私自身は、若い頃からポジションマークとは無縁の演奏生活でしたが、近年は要望が多いので、依頼があれば取り付けさせていただいております。