まことに恥ずかしながら、先日、右肘(ひじ)を壊しまして。
実のところ、8月の中頃から調子が悪かったのですが、激痛で動かなくなりました。
病院で診察をしたところ、骨にも神経にも異常はなく、原因は『手首の疲労による痛み』だそうです。
まぁ、京都での修行時代には、1日8時間、材木を削り続けるのが3日連続などというのは日常でしたので、その頃から右肘には爆弾を抱えていて、あれやこれや対策をしてきたのですが・・・約25年間の疲労の蓄積が一気に爆発したようです。
とはいえ嘆いていても仕方ないし、職人として生きていく以上、いずれ腰や肘が壊れるのは覚悟していましたので、特に驚いてもいません。
診察しているときに “これって、サポーターを使用しながら仕事をしたら、手首の負担は減りますか?” と担当医に質問を投げかけると、“それは非常に効果的です。” と返ってきました。
そこで早速、サポーターを探します。
最近は、薄型であったり、お洒落であったり、凄いですね。
購入してみたのが、写真の、こちら。
どうも、本来の使用目的は、バドミントンやテニスで使用するものらしいです。
私は手首の関節を痛めているわけではないので、手首の腱(けん)を固定できれば良い。
そこで手首の動きは固定しない、リストバンド型を選びました。
非常に良い。
最初は、『加圧』といわれる、あの締め付ける感じに違和感を感じましたが、すぐに慣れました。
どうも逆に、この『加圧』が重要らしいです。
で・・・実は、ここからが本題。
私、痛めたのは右肘です。
でも、写真は左腕です。
そうです。
これ、コントラバスを演奏するときにも、非常に効果的です。
数日前、右手に付けたサポーターを眺めていたら、ふと思います。
“これ、左腕につけたら、コントラバスの長時間の練習とかに最高じゃね?”
私は、すぐに腱鞘炎を起こす体質なので、高校時代、吹奏楽コンクール前の怒涛の練習のシーズンなどは、(中学時代に)野球部出身の男子部員に、左腕にテーピングを巻いてもらいながら練習をしていました。
それを思い出して、そこで、左手首にサポータを着けてコントラバスを弾いてみます。
良いです。
驚くほど、良いです。
このサポーター、非常に薄くて手首の動きを邪魔をしないし、この加圧の効果で無駄な力を入れずに指板を押さえることができます。
“今まで、なんで気がつかなかったのだろう?”
と、後悔をしてしまうぐらい、軽く指板を押さえられます。
いや・・・私の現役時代には、こんな高機能・高性能なものは無かったと思います。
興味本位で『コントラバス 腱鞘炎 手首サポーター』と検索しても、サポーターを使用して練習することを推奨する記事は出てこないので、一般的なことではないようです。
こちら、手首の太さに合わせて、3つのサイズがあります。
絃バス屋、転んでもタダでは起き上がりません。
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