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いりゅーじょん

久しぶりに凄いものを見ました。

 

 楽器を解体修理しようと、表板を取り外す。

 その前に魂柱を取り出そうと思ったら、動かない。

“まぁ、表板を少し外せば、魂柱は落ちるだろう。”と思っていたのに、全く動く気配もない。

 

 そして、表板を取り外してみたら…そのまま立っていた。

 そう。魂柱は接着されていました。

 

 しかも、裏板の割れの修理の補強として、魂柱が接着されていたようです。

“これは、なかなか斬新な発想だな。”

 と苦笑が出ましたが、全くもって褒められた話ではありません。

  

 予定していた修理の作業工程の段取りが全て、頭の中から吹き飛びました。





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