コントラバスのある風景。
今回はブルーグラス。 当店では、クラシックやジャズ以外にも、ブルーグラスを演奏される方も多く来店いただいています。 そんな理由もあり、今回はブルーグラスを選んでみました。
こちらはアメリカのファミリーバンドです。 バンド構成は 長女 フィドル&ヴォーカル 次女 バンジョー&ヴォーカル 長男 ギター&ヴォーカル 三女 マンドリン&ヴォーカル 母 コントラバス&ヴォーカル 友人 スライドギター&ヴォーカル
バンドメンバーの全員が、それぞれリードヴォーカルが可能という、なかなかの強者。 その中で、今回は次女がリードヴォーカルの曲をシェアします。
なぜ、この映像を選んだのか? それは、母親が完全に隠れて写っていないという、家族でなければ有り得ない現象。 “いやいや、私は写らなくていいから、あなたたちが前にに出なさいよ。” と母親が言っているような舞台配置。
ただし、演奏では、その存在感は大きい。 ドラムのいないバンド編成において、強力にバンド全体のリズムを牽引しています。
母は縁の下の力持ち。 子供たちが母親のベースサウンドを信頼して演奏していることが、そのサウンドからも溢れています。
昨今、コントラバスのソロ演奏が注目されYouTubeでも多くの演奏を観ることができますが、このような『低音の王道』とも言うような演奏も、やはり心地よいものです。
ちなみに、異様に高く感じる楽器の位置は、元々、このバンドのコントラバスは父親が演奏していました。 どうも、その名残でエンドピンが長いままで母親が演奏を始めたのではないかと推測されます。
ここ最近、私のお気に入りのバンドです。