『第2回中学生・高校生のためのコントラバス・ソロコンテスト』のバックステージの映像が公開されました。
普段、あまり目に触れることのない、コンテストの裏側が描かれています。
個人的には、久しぶりに5分超えのショートフィルムを制作したのですが、最後まで間延びせずに押し切ることができたと思います。
よろしければ、ご覧ください。
さて、今回のソロコンテストの考察。
〈考察〉というほど難しい話では無いですが、私が特に考えたことは『これから先の時代のコントラバス職人の在り方』ということでした。
実際に撮影用のカメラを持って走り回っていたわけですが、子供たちの、音楽に対する〈熱量〉を肌で感じながら撮影していました。
中学生で、コントラバスのソロ曲が弾ける。
高校生で、コントラバスのソロ曲が弾ける。
そして、『ソロコンテスト』が成立する。
今回、コンテストに出演した子供達の中で10年後には、本職の演奏家になっている子供たちが何人かいることになるでしょう。
彼ら彼女らが、本職の演奏家になり、その時代のコントラバスの文化を牽引するような立ち位置になったとき、彼ら彼女らは、コントラバス職人に何を要求するのだろうか?
そんなことを考えながら、撮影をしていました。
“自分は、この子たちの追い求める〈音楽〉の要求に応えられるのだろうか?”
と、漠然とした不安も感じつつ、
“まぁ、今まで以上に〈努力〉し続けるしかないのだろうな。”
と気を引き締めました。
私にとって、良い勉強の機会になりました。