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2000年ごろまで国産のコントラバスの多くに使用されてきた糸巻き(ペグ)は、もう何年も前に生産終了をしてしまったので、現在は同じものが手に入りません。
しかし、このペグは・・・そもそも昔々から不具合が多く、故障も多くありました。
実は、このペグはオリエンテでも、スズキでも、チャキでも、同じ国内メーカーのペグを使用していました。 (このペグを製作していたメーカーの本業は、確か打楽器の金属パーツを作るのが専門だった・・・という話を聞いたことがあります。)
そのため、古い国産コトンラバスのペグは、どれも同じような不具合を起こす・・・というわけです。
その国内唯一のコントラバスのペグを製作していた会社が撤退してしまったので、現在の国産コントラバスの多くは、ドイツのルブナー社のペグを使用しています。
そのため、古い国産コントラバスのペグを現行品のペグに交換するのは、かなり手が掛かります。
簡単に手の掛かる理由を説明すれば、穴の位置(軸の棒の位置)が違うので、一度、穴を埋めてから再度、現行品の糸巻きに合わせて穴を開けなおす必要があるのです。
そこで当店では、一般的な2ピースではなく、4ピースの各弦ごとに分かれたペグを使うことをお勧めしています。
こちらを使用すれば、穴を開けなおす手間が省けるので、工賃が大幅にカットできます。
ちなみに、こちらもルブナー社のペグで、一般的な2ピースのペグと性能はまったく変わりません。
“ペグの調子が悪いんだけど、交換するには金が掛かりすぎるし・・・仕方がないから、我慢して、そのまま使っている・・・。”
と、これまで悶々(もんもん)と悩まれてきた方にも、非常にお勧めできます。
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