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『最先端を考える』みたいな、お話。
『最先端を考える』みたいな、お話。 ここ数年でしょうか? 当店の常連さん達と話題になるのが、“『スピロコア』は意外と低音が出ない。” という、お話。 ジャズの世界では、もはや超有名、定番ともいえる『スピロコア』という弦ですが、“あの弦って、深い低音は期待できないよね...
この業界の行き着く先は
最近、色々と考えることがあって、中途半端に吐き出してみても混乱を生じさせるだけだと思ったので、ちょっと静かにしていたのですが。 まぁ、ほとんどの思考の中心に『この先のコントラバス業界って、どうなるの?』みたいなことを置いて、悶々(もんもん)と考えているわけですが。 ...
コントラバスの文化を衰退させないために
私のような面倒くさがりの職人が、今までにはないコントラバスの調整方法であったり、電気系の新しい機材であったり技術であったり、そのようなことを研究しているのは、なにも興味本位で追求しているわけではなくて。 私が修行を始めたのが1995年ですから、20年というよりも、...
修練を積み上げれば、消せる。
最近、ウルフトーンの相談が多く、オーナーから “ウルフトーンは消せない、というのが定説では?” という理由として、Wikipediaにある『演奏音と楽器の胴体の共振周波数が一致した時に発生する、原音の周波数を増幅/拡大した、持続し共鳴する人工的な倍音である』ということを、挙...
少ない牌(ぱい)の奪い合い
ちょっと難しい、お話です。 異論反論あるかとは思いますが、とりあえず、思ったことを素直に記してみます。(特に何かを批判している記事では、ありません。) 絃バス屋を開業して約三年半、その間に首都圏には幾つかのコントラバス専門店が増え、賑やかになってきました。...
地に足をついた生き方を
地に足をついた生き方を忘れると、色々と面倒なことが起きてくる。 教訓というよりも、職人として生きてきた経験とでもいうか。 インターネット社会が日常になって、誰でも自己アピールできる時代にもなって、とにかく何でもかんでも大袈裟(おおげさ)になってしまったな、と感じます...
ちょいと、久しぶりに毒を吐きます。
(コントラバスとしては)あまり高価ではない楽器を持ち込まれたときに、オーナーから“こんな安い楽器で申し訳ありません・・・。”と開口一番で謝られてしまったことは、数知れず。 『安い楽器を職人に修理させることは恥ずべきこと』のような価値観は、誰が広めたのでしょうか?...
伝統の中に生きる感覚
先日、とあるドキュメンタリー番組を観ていて。 それは、とある高級家具メーカーの『若い家具職人を育てる』という内容だったと思います。 そこは、入社すると数年間は寮での共同生活をしながら家具の製作技術を学ぶ(学校のようにカリキュラムがある)という、いわゆる『住み込み』の環境...
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